毎日の売上集計やレポート作りに、気づけば半日が溶けていませんか。
専任のマーケ担当も情シスもいない会社だと、代表や兼任の担当者がExcelとにらめっこする時間が、そのまま会社の時間を食ってしまいますよね。
結論から言うと、こうした定型作業の多くはClaude Codeで自動化できます。
この記事では、レポート作成・データ集計・問い合わせ返信という3つの場面で、Claude Codeによる業務効率化がどう進むのかを、具体例つきで紹介します。
事務・管理部門のAI自動化|毎週の集計・転記・請求準備を、AIで自動化
Claude Codeって結局何なのか、先に押さえておきます
チャットで指示するだけで、作業まで実行してくれるツールです
Claude Codeは、AI企業Anthropicが提供するツールです。
もともとはエンジニア向けのコーディング支援として作られましたが、実はエンジニア以外の業務でも使われ始めています。
「売上データをまとめて」「このメールに返信文を作って」と日本語で指示すると、ファイルを開いて中身を読み、必要な作業をして、結果を返してくれます。
話しかけるだけで答えが返ってくるチャットAIとは違い、実際にファイルを操作したり、集計をしたりするところまで一気にやってくれるのが特徴です。
「人を増やさずに仕事を増やす」ための道具、という位置づけです
社員数名〜30名規模の会社だと、新しく人を雇う前に「この作業、本当に人がやる必要があるのか」を考える場面が多いはずです。
レポート集計や定型メールの下書きのような、手順が決まっている作業は、Claude Codeに任せられる候補になります。
ただ、2026年11月時点の仕様です。使い方や料金プランは変わりやすいので、最新情報は公式サイトで確認してみてください。
レポート作成を自動化する実例
売上・広告レポートを自動でまとめる
月初になると、前月の売上データや広告の管理画面から数字を拾って、レポート用のExcelに貼り直す作業が発生しますよね。
この作業、担当者が変わるたびに手順が少しずつ変わっていき、属人化しやすい部分でもあります。
Claude Codeに元データのファイルを渡し、「このフォーマットに沿って先月分を作って」と指示すれば、集計から表の作成まで通して任せられます。
例えばこんな場面です。広告代理店から届いた数字入りのCSVを渡すだけで、月別・媒体別に整理した表を作ってもらう、といった使い方ができます。
毎月同じフォーマットに流し込む
一度「このレイアウトで」と指示を固めてしまえば、翌月以降は元データを差し替えるだけで同じ形式のレポートが出てきます。
手作業だと、担当者の休みや引っ越しで作業が止まってしまうことがありますが、手順そのものを引き継げるのがポイントです。
下の表は、あくまで目安ですが、手作業と自動化での作業時間の違いを示したものです。
| 作業内容 | 手作業の目安 | 自動化後の目安 |
|---|---|---|
| 売上レポートの集計・整形 | 2〜3時間/月 | 15〜30分/月 |
| 広告レポートの媒体別整理 | 1〜2時間/週 | 10〜15分/週 |
| 定型メールの下書き作成 | 5〜10分/件 | 1〜2分/件 |
数字はあくまで一般的な目安です。実際の時間は、元データの形式や作業量によって変わります。
毎週の集計・転記・請求準備を、AIで自動化
スプレッドシートや会計ソフト、チャットツールとAIをつないで、毎週の集計・転記・請求準備にかかる手作業を減らし、確認や判断に時間を使えるようにします。
集計・データ整理を自動化する実例
複数ファイルをまとめて1枚にする
複数の店舗やASPから届くCSVを、1つの表に結合して提出する、という作業は地味に時間を取られます。
ファイル名やフォーマットが毎回少し違うと、手作業ではコピペの順番を間違えることもあるはずです。
Claude Codeに「このフォルダのCSVを全部、この列構成で1枚にまとめて」と指示すれば、ファイルを読み込んで整形までやってくれます。
入力ミスや漏れをチェックする
「この列、金額がマイナスになっている行がないか確認して」というような、人間が見落としやすいチェックも任せられます。
『チェックは誰かがやっているはず』と思っていても、実際は誰も見ていなかった、というのはよくある話ですよね。
チェックの手順を一度決めてしまえば、毎回同じ基準で見てもらえるので、担当者ごとの見落としの差が出にくくなります。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(受託先(BtoB))
課題:週次の定例資料・着地見込みを毎週手作業で作っている
やったこと:媒体ごとのデータを自動で集め、週次の実績・着地見込み・定例資料を自動作成
結果:定例資料の作成を自動化。担当者は数字の読み解きと打ち手の検討に集中
問い合わせ返信・メール対応を自動化する実例
よくある質問の返信文を下書きしてもらう
「料金はいくらですか」「対応エリアはどこですか」のような、ほぼ毎回同じ内容の問い合わせがありますよね。
この手の返信を1件ずつ書くのは、対応件数が増えるほど地味な負担になります。
過去の回答例をいくつか渡しておけば、「この問い合わせに、いつもの文体で返信文を作って」という指示だけで下書きが出てきます。
実際の送信は人の目で確認してから、という運用にしておけば、トーンの外れた返信を出してしまう心配も減らせます。
文体を社内で統一する
担当者によって返信の硬さが違うと、お客さまによって受ける印象が変わってしまいます。
例えばこんな会話を社内でしたことはないでしょうか。「このメール、ちょっと堅すぎない?」「でも丁寧すぎるのも悪いことじゃないし……」。
こうした判断基準をあらかじめ指示として渡しておけば、誰が対応しても近いトーンの文章になります。
毎週の集計・転記・請求準備を、AIで自動化
スプレッドシートや会計ソフト、チャットツールとAIをつないで、毎週の集計・転記・請求準備にかかる手作業を減らし、確認や判断に時間を使えるようにします。
導入する前に知っておきたい注意点
情報の扱いには気をつける必要があります
顧客の個人情報や取引先の機密情報を、そのままAIツールに渡してよいかは、会社ごとに判断が分かれるところです。
『便利そうだから、とりあえず全部渡してしまおう』という使い方は避けたいところです。
氏名や連絡先をマスキングしてから渡す、社外に出してよいデータだけを対象にする、といったルールを先に決めておくと安心です。
任せきりにしない範囲を決めておきます
自動化できる作業と、人が最終判断すべき作業は、分けて考えたほうがいいです。
返信文の下書きはAIに任せても、実際に送るボタンを押すのは人、というようにしておけば、思わぬ事故を防げます。
特に医療・金融・不動産のように広告や表現に規制のある業種では、文面の最終チェックを必ず人が行う前提にしておきましょう。
何から始めればいいか
まずは1つの作業だけ小さく試してみます
最初から全業務をまとめて自動化しようとすると、うまくいかないことがほとんどです。
「毎月やっているこのレポートだけ」というように、対象を1つに絞って試してみてください。
社内で担当者を1人決めておきます
誰も担当を持たないと、せっかく作った自動化の仕組みが、いつの間にか使われなくなってしまうこともあります。
兼任で構わないので、「このツールの指示文を見直す人」を1人決めておくと運用が安定します。
効果を数字で確認します
導入前と導入後で、その作業にかかっていた時間を比べてみましょう。
感覚だけで「楽になった気がする」で終わらせず、一度は時間を測ってみることをおすすめします。
まとめ
Claude Codeは、レポート作成・データ集計・問い合わせ返信といった定型業務を自動化する道具として使えます。
結論から言うと、専任のマーケ担当や情シスがいない会社ほど、こうしたツールの効果を実感しやすいはずです。
まずは1つの作業を小さく試し、情報の扱いと最終判断の範囲だけは人が持つ、という前提で進めてみてください。
当社では、こうしたAI導入の支援を1業務10万円〜、継続的なご相談は顧問月5万円〜(税別)で行っています。
自社だけで判断が難しい場合は、一度相談してみるのも1つの方法です。
毎週の集計・転記・請求準備を、AIで自動化
スプレッドシートや会計ソフト、チャットツールとAIをつないで、毎週の集計・転記・請求準備にかかる手作業を減らし、確認や判断に時間を使えるようにします。

コメント