通販サイトを運営していると、「SEOをやったほうがいいのは分かっているけれど、何から手をつければいいのか分からない」という状態になりがちですよね。ブログ記事を書いてみたものの、売上にはつながらなかった、という方も多いはずです。
結論から言うと、通販のSEOはブログよりも先に、商品ページとカテゴリページを整えるのが近道です。この記事では、通販サイトならではのSEOの進め方と、広告とどう組み合わせるかが分かります。
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通販サイトのSEO、何から手をつければいいのか
「とりあえずブログ記事」では順位が上がらない理由
SEOと聞くと、まずブログ記事を増やすことを思い浮かべる方が多いと思います。ただ、通販サイトの場合、それが最初の一手になることはあまりありません。
理由は単純です。ユーザーが「商品名 + 購入」「商品名 + 口コミ」のような検索をした時に出てくるべきなのは、読み物の記事ではなく商品ページそのものだからです。『記事を書けば自然に商品も売れるはず』と思っていると、実はそこに大きなズレがあるんです。
まずはブログを増やす前に、今ある商品ページ・カテゴリページがそもそも検索に引っかかりやすい作りになっているかを確認しましょう。
まず見るべきは商品ページとカテゴリページ
通販サイトの売上に直結するページは、商品ページとカテゴリページです。この2つのページ群が検索エンジンにどう見えているかで、集客の土台が決まります。
例えばこんな場面を想像してみてください。アパレル通販を営む方が「ニット 冬 レディース」で検索した時、自分のカテゴリページが出てこないことに気づいたとします。原因を探ると、カテゴリページにはタイトルタグしかなく、説明文も内部リンクもほとんど無かった、というケースがよくあります。
専任のマーケ担当がいない会社ほど、ここは後回しになりやすい部分です。ただ、ここが整っていないと、どれだけ記事を書いても土台がぐらついたままになってしまいます。
商品ページを検索に強くする書き方
タイトルと商品説明にキーワードを自然に入れる
商品ページのタイトルタグには、ブランド名だけでなく、ユーザーが検索しそうな言葉を入れておきます。「〇〇(ブランド名) ニットカーディガン レディース 冬」のように、商品名と検索されやすい言葉を組み合わせるイメージです。
商品説明文も同じで、素材・サイズ感・使い方といった、購入を検討する人が知りたい情報を文章でしっかり書きます。短い一文だけで終わっている商品ページは、検索エンジンからも「情報が薄い」と判断されやすいんです。
レビュー・Q&Aが評価を押し上げる
通販サイトにとってレビューは、購入の後押しだけでなく、SEOの面でも効果があります。ユーザーが書いてくれた言葉そのものが、商品ページの情報量を増やしてくれるからです。
『レビューを集める仕組みなんて作れるだろうか』と感じる方もいるはずです。実は、購入後のサンクスメールに「レビューを書くとポイント付与」のような一言を添えるだけでも、投稿数は変わってきます。
Q&A形式のコーナーを作っておくのも効果的です。サイズ感や配送に関するよくある質問をまとめておくと、ユーザーの不安を解消しつつ、ページの情報も厚くなります。
写真とサイズ感の情報で離脱を防ぐ
検索順位が上がってサイトに来てくれても、ページを見てすぐ離脱されてしまうと評価は下がっていきます。特に通販では、写真の枚数とサイズ感の分かりやすさが離脱率に直結します。
「このサイズで私に合うのかな」という不安をそのままにしておくと、せっかくの訪問が購入につながりません。実寸サイズの表や、モデルの身長と着用サイズを添えておくだけで、安心して読み進めてもらえます。
カテゴリページと内部リンクで検索ニーズを拾う
カテゴリページに説明文を入れる
カテゴリページは商品一覧が並ぶだけになっていることが多いのですが、ここにも説明文を加えておきましょう。「冬のニットを選ぶ時のポイント」のような一文を上部や下部に入れておくと、検索エンジンに「このページは何についてのページか」を伝えやすくなります。
ここが大事なところです。カテゴリページは、商品ページ1つひとつよりも検索ボリュームの大きい言葉で上位表示を狙える場所なんです。
関連商品・特集ページで内部リンクを増やす
商品ページの下に「関連商品」「よく一緒に購入される商品」を表示しておくと、サイト内の回遊が増え、検索エンジンにもページ同士のつながりが伝わりやすくなります。
季節やシーンに合わせた特集ページ(「母の日ギフト特集」など)を作るのも有効です。特集ページから各商品ページへリンクを張ることで、普段は埋もれがちな商品にも検索からの流入が生まれることがあります。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(自社(Web広告運用))
課題:1つのLPで多数の地域キーワードを受けたい
やったこと:URLの値で地域名を出し分けるエリア版LPを作成し、地域キーワードと組み合わせ
結果:約1.4万キーワード規模の地域掛け合わせを1つのLPの型で運用
季節・セール時期を見据えたSEOカレンダー
繁忙期の前に仕込んでおくこと
通販には業種ごとの繁忙期がありますよね。ギフトシーズンやセール時期に合わせて、特集ページやカテゴリページの準備を前倒しで進めておく必要があります。
検索エンジンに評価されるまでには、ページを公開してから一定の時間がかかります。『セールが始まってからページを作ろう』では、間に合わないことがほとんどです。目安として、繁忙期の1〜2か月前には該当ページを公開しておきたいところです。
セールページは毎回作り直さない
セールのたびに新しいURLでページを作り直すと、それまでに積み上げた評価が毎回ゼロからになってしまいます。同じURLを使い回し、期間が終わったら内容を次回分に更新する形にしておきましょう。
以下は、通販サイトでSEOに取り組む際の優先順位の目安です。
| 優先度 | やること | 着手の目安 |
|---|---|---|
| 高 | 商品ページのタイトル・説明文の見直し | すぐ着手 |
| 高 | カテゴリページへの説明文追加 | 1か月以内 |
| 中 | レビュー・Q&Aの仕組み作り | 1〜2か月 |
| 中 | 特集ページ・内部リンクの整備 | 繁忙期の1〜2か月前 |
| 低〜中 | コラム記事での集客 | 土台が整った後 |
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景品表示法・薬機法など通販特有の注意点
効果効能の書き方で気をつけること
通販、特に健康食品や化粧品を扱うサイトでは、商品説明の書き方に薬機法・景品表示法の観点が関わってきます。「必ず痩せる」「飲むだけで改善する」のような断定的な表現は避けておく必要があります。
これはSEOの話と無関係に見えて、実は関係があります。誇大な表現は検索エンジンからの評価にも悪影響を与えることがありますし、広告審査にも通りにくくなる傾向があります。表現については、商品ジャンルごとのガイドラインを確認しながら進めるのが安心です。
レビューのやらせ・誘導にも注意
レビューを集める際、内容を誘導したり、良いレビューだけを選んで掲載したりすることは、景品表示法上のリスクになり得ます。『少しくらい手を加えても大丈夫だろう』と思ってしまいがちな部分ですが、ここは慎重に扱っておきたいところです。
レビューはそのまま掲載し、評価の低いものも含めて公開しておくほうが、結果的にユーザーからの信頼にもつながります。
SEOと広告、どちらを優先すべきか
SEOは時間がかかる、広告は即効性がある
SEOの効果が出るまでには、早くても数か月、商品ジャンルによっては半年以上かかることもあります。「来月の売上をどうしても作りたい」という状況であれば、SEOだけに頼るのは現実的ではありません。
そういう時は、Google広告やYahoo!広告のような検索広告を併用するのが一般的です。広告であれば、出稿したその日から検索結果に表示されます。
併用する時の考え方
SEOで育てたページは、そのまま広告の着地先としても使えます。商品ページやカテゴリページの情報が充実していれば、広告から来たユーザーの購入率も上がりやすくなるんです。
つまり、SEOと広告は対立するものではなく、同じページを両方の入口から育てていく関係にあります。どちらかだけを選ぶのではなく、短期の売上は広告、中長期の集客基盤はSEOという役割分担で考えるとよいと思います。
まとめ
通販サイトのSEOは、ブログ記事よりも先に商品ページとカテゴリページを整えることから始まります。タイトル・商品説明・レビュー・内部リンクといった基本を押さえ、繁忙期を見据えたページ準備を進めておきましょう。
景品表示法・薬機法に関わる表現には注意が必要ですが、ここを丁寧に扱うことは、ユーザーからの信頼にもつながります。すぐに売上を作りたい時期は検索広告を併用しながら、SEOでは中長期の土台を育てていく、という進め方がおすすめです。
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