「ホームページを作ったのに、全然お問い合わせが来ない」。経営コンサルや人事・労務・ITコンサルをされている方から、こんな相談をよく聞きます。
結論から言うと、コンサル業のSEOは「待てば伸びる」ものです。ただ、放っておいて伸びるわけではなく、やるべきことを順番に積み重ねた結果として伸びます。
この記事では、コンサル会社が検索で見つかるようになるための具体的な手順と、広告と組み合わせる時の考え方を紹介します。
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なぜコンサル業にSEOが効くのか
紹介だけに頼る集客は、いつか頭打ちになる
コンサル業は紹介や口コミで仕事が決まることも多いですよね。だからこそホームページを後回しにしてしまう方も多いはずです。
ただ、紹介の輪の外にいる人は、あなたの会社の存在をそもそも知りません。その人たちが最初に取る行動が「検索」です。
『うちは紹介で回っているから大丈夫』と思っていても、紹介が止まった瞬間に新規の入口がゼロになってしまう。これは実際によくある話です。
例えば「資金調達 相談 どこに」と検索する経営者がいたら、そこに自社のページが出てくるかどうかで、知ってもらえる機会そのものが変わってきます。
検索する人は、すでに課題を自覚している
SEOの良さは、検索している人がすでに悩みを持っている状態で来てくれることです。
広告のように「気づいてもらう」必要がなく、「見つけてもらう」だけで済むんです。これはコンサル業にとって相性が良い部分です。
一方で、コンサルという言葉自体の検索ボリュームは地域や分野によってそれほど多くありません。この点は正直に受け止めておく必要があります。
検索されている言葉をつかむ
「コンサル」だけでなく「悩み+解決策」で考える
「業種名+コンサル」だけをキーワードにすると、競合が強く、検索数自体も限られることが多いです。
それより効くのは、お客さんが相談前に検索する言葉です。「補助金 申請 専門家」「就業規則 見直し 相談」「webサイト 売上 伸びない」のような、課題そのものを言葉にした検索ですね。
実は、こうした課題ベースの検索のほうが、コンサルという単語より数が多いことも少なくありません。
ここが大事なところです。お客さんは「コンサルを探している」のではなく「困りごとを解決したい」だけなんです。その言葉でページを用意しておくと、出会える確率が上がります。
指名検索をちゃんと取れているか確認する
セミナーや紹介で名前を聞いた人は、会社名や代表者名で検索します。この「指名検索」で自社のサイトが1位に出ているかは、意外と見落とされがちです。
実際に自分の会社名を検索してみて、SNSや口コミサイトが上に出てきてしまう場合、ホームページ側の情報量が足りていない可能性があります。
まずはここから直すのが、一番コストをかけずにできる改善です。
ホームページの土台を整える
タイトルと見出しは「読む前に分かる」ように書く
ページの中身が良くても、タイトルが「株式会社〇〇」だけだと、検索結果でどんな会社か伝わりません。
「中小企業の資金調達支援|〇〇コンサルティング」のように、誰向けの何のページかをタイトルに入れておきましょう。見出し(h2・h3)も同じで、箇条書きの単語だけでなく文として伝わる形にしておくと親切です。
この積み重ねが、検索結果での表示のされ方にじわじわ影響していきます。
表示速度とスマホ対応は、地味だけど効く
経営者や担当者の方は、移動中にスマホで調べることも多いですよね。表示が遅いサイトは、開いた瞬間に閉じられてしまいます。
以下に、よくある改善ポイントと優先度の目安をまとめました。
| 項目 | 内容 | 優先度の目安 |
|---|---|---|
| 表示速度 | 画像の軽量化、不要なプラグインの削除 | 高 |
| スマホ表示 | 文字サイズ・ボタンのタップしやすさ | 高 |
| お問い合わせの分かりやすさ | 電話番号・フォームへの導線を各ページに設置 | 高 |
| 実績ページの整備 | 対応業種・課題・期間の明記(社名は伏字でも可) | 中 |
| コラム記事の追加 | 月1〜4本を目安に継続 | 中〜長期 |
※数字はあくまで一般的な目安です。実際の優先度はサイトの状態によって変わるので、現状を見ながら決めてください。
専門性をコンテンツで伝える
実績は、社名が出せなくても伝え方がある
守秘義務があって社名を出せないケースは多いはずです。それでも、業種・規模感・抱えていた課題・取り組んだ期間くらいは、具体的に書けることが多いです。
「製造業・従業員30名規模の会社で、半年かけて就業規則を整備した」というように書くだけで、読む人の『うちと近いかも』という気持ちにつながります。
抽象的な「多くの企業様から信頼をいただいています」だけで終わらせず、具体的な場面を1つでも足しておきましょう。
コラム記事はコツコツ積み上げるものだと割り切る
「助成金の申請で見落としがちな点」「経営計画の作り方」のような、見込み客が検索しそうな悩みを記事にしていくと、少しずつ入口が増えていきます。
ただ、1本書いて翌月に順位が上がる、という話ではありません。3か月、半年という単位で見てください。
『そんなに時間がかかるの』と思われるかもしれませんが、これはSEOという仕組みそのものの特性です。だからこそ早く始めた人が先に積み上がります。
広告運用代行、手数料10%。最低5万円から
AIで広告運用の作業時間を減らし、その分を手数料に還元します。一般的な相場は広告費の20%前後ですが、当社は10%・最低5万円から承ります。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(自社(Web広告運用))
課題:1つのLPで多数の地域キーワードを受けたい
やったこと:URLの値で地域名を出し分けるエリア版LPを作成し、地域キーワードと組み合わせ
結果:約1.4万キーワード規模の地域掛け合わせを1つのLPの型で運用
地域で探されるコンサルを目指す
Googleビジネスプロフィールは整備するだけで見られる機会が増える
「地域名+コンサル」「地域名+税理士 紹介」のような検索では、地図と一緒に会社情報が出てくる枠があります。これがGoogleビジネスプロフィールです。
営業時間・対応分野・実績の写真などを埋めておくだけで、何もしていない競合より目立ちやすくなります。無料で始められるので、まだの場合は優先して整えておきましょう。
商圏が狭いなら、エリアごとのページも検討する
対応エリアが決まっているコンサルの場合、「〇〇市 経営相談」のようにエリア名を入れたページを用意する方法もあります。
ただ、エリアを増やしすぎると内容が薄くなりがちです。実際に対応できるエリア、力を入れたいエリアに絞って作るのがおすすめです。
SEOと広告、どちらを使うべきか
SEOは時間がかかる、広告は今すぐ出せる
ここまで読んで『結局いつ結果が出るの』と思った方も多いはずです。正直にお伝えすると、SEOは早くて3か月、一般的には半年から1年単位で見る施策です。
急いで集客したい、特定の時期までに相談を増やしたい、という場合は、検索広告やSNS広告のほうが即効性があります。広告は出稿した直後から表示されるからです。
両方を組み合わせるという考え方もある
広告で今すぐの集客を作りながら、裏側でコラム記事やホームページの改善を進めておく、という併用の仕方をしている会社もあります。
広告を止めた瞬間に集客もゼロになる、という状態を避けたい場合は、この併用が現実的な選択になりやすいです。どちらか一方だけで考えず、時期によって比重を変えていく発想を持っておくといいですね。
表現で気をつけたいこと
「必ず」「確実に」という言葉は使わない
コンサル業は成果を約束したくなる場面が多いですが、「必ず売上が上がります」「確実に成功します」といった表現は、景品表示法上のリスクがあります。
特に経営改善・資金調達・補助金といった分野は、結果に個人差・会社差が大きいので、「〇〇という事例があります」「平均的にはこういう傾向があります」という言い方にとどめておくのが安全です。
士業と連携している場合は、表記を分けておく
税理士や社会保険労務士と連携してサービスを提供している場合、コンサル自身が行っている業務と、提携する士業が行っている業務は、ホームページ上でも区別しておきましょう。
「〇〇は提携の社会保険労務士事務所が対応します」のように一文入れておくだけで、誤解を防げます。士業側の広告規程に関わる部分は、念のため提携先にも確認しておくと安心です。
まとめ
コンサル業のSEOは、派手な裏技があるわけではありません。検索されている言葉をつかみ、ホームページの土台を整え、実績とコラムを積み上げていく。この地味な積み重ねが、半年後・1年後の集客の入口になります。
すぐに結果を出したい時期は広告を併用しながら、裏側でSEOを育てていく。この両輪で考えておくと、焦らずに進められるはずです。
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