保険代理店や保険ショップを運営していて、「紹介とチラシだけでは新規の問い合わせが伸びない」と感じている方は多いのではないでしょうか。ホームページはあるけれど、ほとんど見られていない。そんな状態のまま、専任のマーケ担当もいないので広告に手をつけられずにいる、というケースをよく見かけます。
結論から言うと、保険業は「検索で比較してから相談する」人が多い業種なので、リスティング広告がいちばん相性のいい入口になります。ただ、保険業法や景品表示法に関わる表現の注意点もあるので、そこを押さえた上で始める必要があります。
この記事では、保険代理店が広告で問い合わせを増やすための始め方と、注意しておきたいポイントをまとめました。
検索広告3媒体をまとめて運用|リスティング広告の運用代行、手数料10%
保険代理店の広告が難しいと感じる理由
検討期間が長く、すぐには申し込まれない
保険は家や車と同じく、検討に時間がかかる商品です。広告を見てすぐに申し込む人はほとんどいません。
「とりあえず資料だけ見てみよう」「一度プロに話を聞いてみたい」という温度感で検索する人が多いんです。だから、広告の成果を「その日のうちに契約が取れたか」で測ると、ほぼ全部失敗に見えてしまいます。
実際には、検索から相談予約、面談、契約まで数週間かかることも普通です。広告の良し悪しは、まず「問い合わせ・相談予約がどれだけ来たか」で見るのが現実的です。
比較検討のされ方が独特
保険は「どの保険会社がいいか」だけでなく、「どの代理店・どの担当者に相談するか」も選ばれる対象になります。ここが他の業種と少し違うところです。
例えば『保険の相談って、結局どこも同じことを言われるんじゃないの?』と思っている人も少なくありません。そう思われるのも無理はないんです。だからこそ、広告や着地ページで「この代理店に相談する理由」をはっきり書いておく必要があります。
取扱い社数、相談料が無料かどうか、来店不要でオンライン相談ができるか。こういった具体的な違いを広告文やページにきちんと書くと、ようやく他との差が伝わります。
保険代理店に向いている広告媒体
まずはリスティング広告から始める
「生命保険 相談」「医療保険 見直し」のように、保険そのものを検索している人に向けて出せるのがリスティング広告の強みです。すでに関心がある人に出せるので、広告費の無駄打ちが少なく済みます。
保険代理店の場合、まずはGoogle広告の検索広告から始めるのが王道です。検索している人に向けて出す広告なので、「ちょうど保険を考えていた」というタイミングの人に届きやすいんです。
予算に余裕が出てきたら、Yahoo!広告の検索広告も追加していくと、拾える検索の量を広げられます。
SNS広告は補助的な位置づけで
Meta広告(Facebook・Instagram)やYDA(Yahoo!広告のディスプレイ)は、保険をまだ考えていない人にも表示される広告です。認知を広げる効果はありますが、その場で「相談したい」と思わせるのは簡単ではありません。
ただ、こちらから保険を考えさせるアプローチになるため、検索広告よりも問い合わせの単価は高くなりやすい傾向があります。最初からSNS広告に予算を大きく振るのではなく、検索広告である程度の問い合わせが安定してから、認知拡大の目的で足していく順番がおすすめです。
広告の目的ごとに、だいたいの位置づけを整理すると次のようになります。数字はあくまで目安としてご覧ください。
| 媒体 | 向いている目的 | 問い合わせ単価の傾向(目安) |
|---|---|---|
| Google検索広告 | 今すぐ相談したい人を取る | 比較的低め |
| Yahoo!検索広告 | Googleで取れない検索を追加で拾う | Googleと同程度 |
| Meta広告・YDA | 認知拡大、見直しのきっかけ作り | 検索広告より高めになりやすい |
キーワードと入札の考え方
保険の種類と「相談」を組み合わせる
最初に押さえたいのは、「保険の種類+相談」「保険の種類+見直し」の組み合わせです。生命保険、医療保険、自動車保険、火災保険など、代理店で扱っている保険の種類ごとに用意します。
保険代理店 広告というキーワード自体で検索する人もいますが、量としてはそれほど多くありません。メインは「生命保険 相談」「自動車保険 乗り換え」のような、保険そのものを探している検索語句になります。
キーワードは、思いつく限り幅広く入れておき、配信後の検索語句レポートを見ながら「思ったより的外れな検索が多い語句」だけを除外していく進め方が無駄が少ないです。最初から絞り込みすぎると、拾えるはずだった問い合わせまで取りこぼしてしまいます。
エリアを絡めると来店型の代理店に有効
来店型の保険ショップを運営している場合は、「エリア名+保険相談」の組み合わせも効果的です。「新宿 保険相談」のように、相談に来られる範囲の地名を掛け合わせます。
この時、配信エリアの設定も忘れずに絞っておきましょう。店舗から通える範囲外の人にまで広告を出してしまうと、せっかく問い合わせが来ても来店できず、無駄になってしまうことも。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(受託先(来店・訪問型サービス))
課題:夜間にも配信すべきか判断できない
やったこと:時間帯ごとの実績と問い合わせデータを突き合わせて分析
結果:20時以降は電話受付外で費用対効果がゼロと判明。8〜19時は時間帯による差なし→配信時間の判断材料に
広告文とページ作りで気をつけたいこと
「保険を売る」ではなく「相談できる」を伝える
保険代理店の広告でよくある失敗が、特定の保険商品そのものを強く押す書き方です。実は、保険の広告では商品そのものより「どこに相談すればいいか」を伝える方が、クリックしてもらいやすいんです。
「○社から比較できる」「相談料は何度でも無料」「オンラインで完結」など、相談する側にとっての安心材料を広告文や着地ページの最初のほうに書いておきましょう。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
保険業法・景品表示法に関わる表現に注意する
保険の広告は、保険業法や景品表示法の観点で気をつけたい表現がいくつかあります。断定しすぎないことが基本です。
例えば「必ず保険料が安くなります」「どの保険会社よりもお得」といった、優良さを保証するような言い切りは避けたほうが安全です。実際の保険料や条件は、相談者の年齢や健康状態、契約内容によって変わるため、「保険料が見直せる場合があります」のような、幅を持たせた表現にしておきます。
取扱い保険会社の一覧や、相談料・手数料の有無についても、実際の運営実態と違う書き方をしないことが大切です。細かい表現のルールは変わることもあるので、出稿前に最新の保険業法・景品表示法のガイドラインを確認しておくと安心です。
効果測定と問い合わせ経路の設計
「どこから」の問い合わせかを分かるようにする
広告の効果を見るには、電話・フォーム・LINEなど、どの経路からの問い合わせが広告由来かを区別できるようにしておく必要があります。フォームなら、広告からの流入に計測用のタグを入れておくのが基本です。
電話での問い合わせが多い代理店の場合は、広告専用の電話番号を用意する方法もあります。「このフォームや電話番号からの反応が、どの広告のおかげだったか」が分からないと、どの広告を強めるべきかの判断がいつまでもできません。
CPA(問い合わせ1件あたりの広告費)の目安を決めておく
保険代理店の場合、問い合わせ1件あたりいくらまでなら広告費としてかけられるか、契約時の手数料や成約率から逆算しておくと、広告の良し悪しを判断しやすくなります。
「このキーワードは問い合わせが来ているのに、なぜか成約につながらない」ということも。その場合は、広告そのものではなく、相談の質やフォローの仕方に原因があることも多いので、広告担当者と営業担当者で情報を共有しておくことをおすすめします。
まとめ
保険代理店の広告は、まず検索広告で「今まさに相談先を探している人」を取りにいくのが始めやすい形です。キーワードは保険の種類と相談・見直しの組み合わせを中心に広めに用意し、検索語句レポートを見ながら調整していきましょう。
広告文やページでは、商品の優良さを言い切るのではなく、「相談できる安心感」を伝える書き方を意識してください。保険業法・景品表示法に関わる表現は、最新のガイドラインを確認しながら慎重に扱うことが欠かせません。
こうした広告運用を自社だけで回すのが難しい場合は、外部に運用を任せるという選択肢もあります。当社でもWeb広告の運用代行を行っており、手数料は10%(月額最低5万円・税別)です。まずは今の広告の状況を整理するところから、一緒に見直してみませんか。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。

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