広告を出すことは決まったけれど、LP(ランディングページ)をどう作ればいいか分からない。デザインや文章から考え始めて、手が止まってしまう。そんな方は多いはずです。
結論から言うと、LPは広告から逆算して作るのが一番の近道なんです。どんな広告で、誰に、何を伝えてクリックしてもらうのか。そこが決まっていないと、どれだけ綺麗なページを作っても成果にはつながりません。
この記事では、LPを作る前に決めておくことから、構成の作り方、ファーストビューのコツ、公開後の検証までを順番に説明します。
広告効果から逆算するLP制作|広告から逆算したLP制作と改善
LPを作る前に、まず広告のゴールを決める
どの広告から流すかで、LPの正解は変わる
同じ商品・サービスでも、検索広告とSNS広告では、LPに来る人の温度感がまったく違います。検索広告は「もう悩んでいて、比較している人」、SNS広告は「たまたま目に入って、興味を持った人」が多いんです。
だから「とりあえず1本のLPで全部の広告を受ける」という作り方は、実はあまりおすすめできません。広告の種類ごとに、見せる順番や情報の量を変える必要があります。
ゴールは1つだけに絞る
LPのゴール、つまりCTA(行動を促す部分)は1つに絞ってください。「資料請求もできて、電話もできて、メルマガ登録もできる」ページは、一見親切に見えますが、読者はどれを選べばいいか迷ってしまうんです。
『どれも用意しておけば、取りこぼしが減るのでは』と思う方も多いはずです。ただ、選択肢が増えるほど、人は結局どれも選ばなくなります。まずは一番優先したい1つの行動だけに絞って、ページ全体をそこへ向けて作りましょう。
ペルソナと悩みを1枚で整理する
誰が、どんな悩みで検索しているか
LPを作る前に、読者像を具体的に決めておきます。年齢や職業だけでなく、「今どんな場面で、何に困っているか」まで言葉にしてみてください。
例えば「経理を一人で担当していて、月末の請求書処理に時間がかかりすぎている」のように、具体的な場面を書くと、LPで使う言葉もぶれなくなります。ここが曖昧だと、文章全体がどこかで誰にも刺さらない内容になってしまうんです。
競合のLPも3つは見ておく
同じキーワードで検索して、競合がどんなLPを出しているか、最低でも3つは見ておきましょう。どんな悩みを取り上げているか、料金の見せ方、口コミの入れ方など、参考になる部分は多いです。
ただ、丸ごと真似るのは禁物です。自社ならではの強みや実績を、競合との違いとして1つは必ず入れてください。
広告から逆算してLPの型を選ぶ
比較・ランキング型が向いている場合
「〇〇 比較」「〇〇 おすすめ」のような、すでに複数の選択肢を検討している読者には、比較表やランキング形式が向いています。選ぶ基準を先に示してから、自社の立ち位置を見せる流れです。
ストーリー・体験談型が向いている場合
「本当に効果があるのか」という疑いが強い読者には、使う前と使った後の変化を物語として見せる型が効きます。悩みに共感してもらってから、解決の過程を見せるイメージです。
フォーム直結型が向いている場合
すでに課題がはっきりしていて、相談先を探している読者には、要点だけを短く伝えてすぐフォームに誘導する型がシンプルで強いです。ページを長くする必要はありません。
LPの基本構成と、各ブロックで書くこと
ファーストビューからCTAまでの流れ
基本的な流れは「結論→悩みへの共感→解決策の提示→根拠・実績→よくある不安への回答→CTA」です。この順番を大きく崩すと、読者が途中で迷子になってしまいます。
すべてのブロックを詰め込む必要はありません。広告の温度感に合わせて、省略するブロックがあっても大丈夫です。
表で見る構成要素
どのブロックで何を書くか、目安を表にまとめました。
| ブロック | 役割 | 書く内容の例 |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 自分に関係があると伝える | 結論・ベネフィット・CTAボタン |
| 悩みの提示 | 共感を得る | 読者が抱えがちな悩みを箇条書きで |
| 解決策 | 何ができるかを示す | サービスの特徴・使い方の流れ |
| 実績・根拠 | 信頼してもらう | 利用者の声・事例・数字(目安) |
| よくある質問 | 不安を解消する | 料金・期間・サポート体制など |
| CTA | 行動してもらう | フォーム・電話番号・申込ボタン |
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(受託先(BtoB))
課題:広告の成果が頭打ち
やったこと:LPを改修し、改修前後を統計的に検証
結果:主力キャンペーンのCVRが約4.2%→約9%に(統計的に有意)。CPAはほぼ半減
ファーストビューで離脱を防ぐコツ
3秒で「自分に関係がある」と伝える
ファーストビューで離脱する人は、実はかなり多いんです。広告の文言とLPの第一印象がずれていると、読者は「クリックするページを間違えた」と感じて戻ってしまいます。
広告で使ったキーワードやベネフィットは、ファーストビューの見出しにもそのまま使ってください。広告とLPの言葉がつながっているだけで、読者の安心感がまったく変わります。
スマホでの見え方を必ず確認する
広告からの流入は、スマホが中心になることがほとんどです。パソコンの画面で綺麗に見えていても、スマホだと見出しが途中で切れていたり、ボタンが画面外にあったりすることがあります。
公開前には、実際にスマホで表示を確認する一手間を、必ず入れておきましょう。
制作ツールと公開までの流れ
ノーコードで作る場合
専任のエンジニアがいない会社でも、ノーコードのLP作成ツールを使えば、テンプレートに文章と画像を当てはめるだけで公開できます。まずは1本、自分たちで作ってみるのもいい経験になるはずです。
制作会社に依頼する場合
一方で、構成や文章づくりに時間をかけられない場合は、外部に依頼するのも1つの手です。依頼する時は、広告の種類・ゴール・ペルソナの情報を先に渡せると、やり取りがスムーズになります。
公開後にやる効果検証と改善
まず見るべき数字
公開した後は、広告のクリック数に対してLPがどこまで読まれ、どこで離脱しているかを見ます。アクセス解析ツールで、ファーストビューの直下で離脱が多いのか、CTAの手前で止まっているのかを確認してみてください。
改善は1箇所ずつ
見出しもボタンの文言も画像も一度に変えてしまうと、何が効いたのか分からなくなります。『早く結果を出したいから、全部変えたい』という気持ちも分かります。ただ、改善は1箇所ずつ試すのが基本です。
特にファーストビューの見出しとCTAボタンの文言は、変えるだけで反応が大きく変わりやすい部分です。ここから手をつけてみましょう。
まとめ
LPは、デザインの良し悪しだけで決まるものではありません。どの広告から来た、どんな悩みを持つ読者に、何を1つだけ行動してもらうか。ここを決めてから作り始めることが、一番の近道なんです。
構成が決まった後も、公開して終わりではなく、数字を見ながら少しずつ直していく前提で進めてもらえればと思います。
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