「チラシも出しているし、ポータルサイトにも登録している。でも、問い合わせの数が読めない」。不用品回収業を営む方から、こういう声をよく聞きます。
結論から言うと、不用品回収業はリスティング広告との相性がかなり良い業種です。お客様が「今すぐ片付けたい」というタイミングで検索してくれるからです。
この記事では、不用品回収業がリスティング広告で問い合わせを増やすための、具体的な進め方を解説します。
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なぜ問い合わせが増えないのか、まず現状を見てみましょう
チラシ・ポータル依存だと「今」の需要を取りこぼす
チラシは配布エリアと配布タイミングが固定されていますよね。でも、お客様が「不用品を片付けたい」と思うタイミングは、引っ越しや大掃除、遺品整理など、人によってバラバラです。
ポータルサイトも便利ですが、同じページに何社も並んでいて、価格の安さだけで比較されがちです。実は、自社サイトやLPに直接呼び込む経路を持っていないと、価格競争から抜け出しにくいんです。
「検索した瞬間」に出せているかが勝負
不用品回収は、Googleで検索する時点で「今すぐ頼みたい」という気持ちになっている人が多い業種です。『とりあえず検索して、一番上に出てきたところに電話しよう』と思う方も多いはずです。
つまり、検索結果の上位に広告を出せているかどうかが、そのまま問い合わせ数に直結します。ここが、不用品回収業の広告で一番大事なところです。
不用品回収業にリスティング広告が向いている理由
検索されるタイミングと出動できるタイミングが近い
不用品回収のお客様は、検索してから数日以内、早ければ当日中に依頼を決める方が多い傾向にあります。リスティング広告は、検索した直後に広告を見てもらえるので、このスピード感にちょうど合うんです。
例えば「引っ越しで今週中に荷物を片付けたい」という方が検索した時、広告が表示されていれば、その場で電話やLPからの問い合わせにつながります。
商圏が決まっている業種ほど無駄打ちが少ない
不用品回収は出動できるエリアが決まっていますよね。リスティング広告は地域を絞って配信できるので、対応できないエリアの人にまで広告費を使ってしまう、という無駄が起きにくいんです。
ただ、エリアを絞りすぎると配信量自体が減ってしまうこともあるので、まずは市区町村単位くらいの広さで始めて、反応を見ながら調整していくのがおすすめです。
広告を始める前に決めておきたいこと
予算と目標の問い合わせ件数を先に決める
いきなり広告文やキーワードを作り始める前に、まず「月にいくらまで使えるか」を決めておきましょう。不用品回収業の場合、月5万円前後から試す会社も多いです(あくまで目安です)。
予算を決めたら、「1件の問い合わせにかけられる費用」もざっくり計算しておくと、広告の良し悪しを後で判断しやすくなります。
着地させるページ(LP)を用意する
広告をクリックした先が、ただの会社トップページだと、料金や対応エリアが分かりにくく、離脱されやすいです。料金の目安・対応エリア・当日対応の可否・許可証の情報がまとまったページを1枚用意しておくと、問い合わせ率が変わってきます。
電話番号は、ページの一番上と最後の両方に置いておくこと。スマホで見た時にワンタップで電話できる状態にしておくのも忘れずに。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 月の広告予算(目安) | 5万円〜15万円程度 |
| 1クリックあたりの単価(目安) | 200円〜800円程度 |
| 問い合わせ1件あたりのコスト(目安) | 3,000円〜8,000円程度 |
※金額は業種・エリアによって大きく変わります。あくまで目安として、実際の数値は配信しながら確認していきましょう。
キーワード選定のコツ
「エリア名+不用品回収」は必ず入れる
「不用品回収」という言葉だけだと、対応できないエリアの人にも広告が出てしまいます。「渋谷区 不用品回収」のように、エリア名を掛け合わせたキーワードを中心に組んでいきましょう。
対応エリアが複数あるなら、エリアごとにキーワードを足していくイメージです。駅名や町名まで細かく拾えると、より「今すぐ探している人」に当たりやすくなります。
お客様の状況に合わせたキーワードも足す
「引っ越し」「遺品整理」「引っ越し 片付け」のように、お客様が今どんな状況にいるかに合わせたキーワードも効果的です。状況によって、求めている対応スピードや料金感が違うことも多いんです。
例えば遺品整理のお客様は、価格だけでなく「丁寧に対応してくれるか」を重視する傾向があります。広告文もキーワードに合わせて変えていくと、クリックされた後の問い合わせ率も上がりやすくなります。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(自社(Web広告運用))
課題:手動入札と自動入札のどちらが良いか分からない
やったこと:管理画面の履歴に残らない切替を実績データから特定し、期間ごとに比較
結果:手動入札の期間だけ広告費の約2倍の売上(ROAS約200%)と判明。季節要因も分けて評価
広告文・LPで信頼感を出す工夫
「無料回収」の表示には注意が必要です
不用品回収業では「無料回収」を広告でうたうケースがありますが、実際には出張費や処分費が別途かかる、というトラブルが消費者庁でも注意喚起されています。実態と違う表示は、景品表示法上の問題になる可能性もあるので気をつけたいところです。
「基本料金0円、分量によって運搬費がかかります」のように、条件を正直に書いておく方が、結果的にクレームや低評価レビューを防げます。
許可の有無はしっかり書いておく
一般廃棄物の収集運搬は、本来は一般廃棄物収集運搬業の許可が必要な業務です。許可を持っている会社は、その旨をLPにしっかり書いておきましょう。実は、ここをきちんと書いているだけで、無許可業者との違いが伝わり、安心材料になるんです。
「どこに頼めばいいか分からない」というお客様の不安に先回りして答えておく、というイメージですね。
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繁忙期に合わせて広告を調整する
引っ越しシーズンと大掃除シーズンは山になりやすい
不用品回収業は、3月前後の引っ越しシーズンと、年末の大掃除シーズンに需要が集中しやすい業種です。この時期は検索数自体が増えるので、予算を少し増やしておくと、取りこぼしを減らせます。
逆に閑散期は、予算を抑えめにしておく、という調整も可能です。年間を通して同じ予算を使い続ける必要はありません。
当日対応・即日対応は繁忙期にこそ強い訴求になる
繁忙期は「今すぐ来てほしい」というニーズが強くなります。対応できるなら、「当日対応可能」「即日見積もり」といった言葉を広告文に入れておくと、競合との差になりやすいです。
ただし、実際に対応できる件数には限りがありますよね。無理に件数を取りすぎて対応が追いつかなくなると、評価を落とすことにもつながるので、出動できる件数は常に把握しておきましょう。
問い合わせから成約につなげる工夫
電話対応のスピードが成約率を左右する
不用品回収は、複数社に同時に問い合わせて、一番早く対応してくれたところに決める、という方も多い業種です。問い合わせへの返信・架電が早いほど、成約率が上がりやすいんです。
営業時間外の問い合わせを取りこぼさないよう、LP上に簡単なフォームを置いておくのもひとつの方法です。電話が苦手な方からの問い合わせを拾えることもあります。
見積もりの出し方で離脱を防ぐ
「見積もりを取ったら、思っていたより高かった」という理由でのキャンセルは、不用品回収業ではよくあることです。LPの段階で、だいたいの料金感(軽トラ1台でいくら、など)を示しておくと、ギャップが減り、キャンセル率も下がりやすくなります。
「現地を見てから正式な見積もりを出します」ということも、先に伝えておくと親切ですね。
よくある失敗と、その避け方
エリアを絞りすぎて配信量が減る
対応エリアを厳密に絞りすぎると、広告自体がほとんど表示されなくなることがあります。まずは少し広めのエリアで配信を始めて、問い合わせの来た地域を見ながら調整していく、という進め方がおすすめです。
広告文とLPの内容がズレている
「即日対応」と広告文に書いているのに、LPには対応エリアや当日対応の条件が書かれていない、というケースも見かけます。広告文で約束したことは、LPでもきちんと説明しておきましょう。ズレがあると、せっかくクリックしてもらっても離脱されてしまいます。
まとめ
不用品回収業は、お客様が「今すぐ片付けたい」と思うタイミングで検索する業種です。だからこそ、検索結果に広告を出せているかどうかが、問い合わせ数を大きく左右します。
まずはエリアを絞ったキーワードとシンプルなLPから始めて、繁忙期の予算調整や、許可の明示といった信頼感の工夫を積み重ねていきましょう。
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