フェンスやカーポート、庭づくりの依頼は口コミや紹介で来ることが多く、Web広告はあまり試したことがない、という外構業の方は少なくありません。ホームページはあるけれど、何年も更新していない、という会社も多いですよね。
結論から言うと、外構業はリスティング広告との相性がよい業種です。検索した人がそのまま問い合わせにつながりやすく、月に数万円からでも始められます。
この記事では、外構業がリスティング広告で問い合わせを増やすための考え方と、実際の出し方・注意点までを順番に説明します。
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外構業なのに問い合わせが来ない、よくある理由
紹介・口コミに頼りすぎている
外構業は、工務店やハウスメーカーからの紹介、既存客の口コミで仕事が回っている会社が多いです。それ自体は悪いことではありません。
ただ、紹介の数は景気や周りの会社の状況に左右されます。『紹介が減ったら急に仕事が減る』という状態は、実は少し危ういんです。
自社のホームページやSNSから直接問い合わせが来る導線を持っておくと、紹介が多い時期も少ない時期も、売上の土台がぶれにくくなります。
ホームページがあっても見つけてもらえていない
ホームページを作ったきり放置している、という会社もよく見かけます。せっかく作ったのに、検索結果の下の方にしか出てこないんです。
自然検索(SEO)で上位に出るには時間がかかります。半年、1年かけてじわじわ順位が上がっていくイメージです。
一方リスティング広告は、出稿した当日から検索結果の上部に表示されます。すぐに結果が欲しい、という方にはこちらが向いています。
なぜ外構業にリスティング広告が向いているのか
検索している人は、すでに「欲しい」状態
「カーポート 施工 ○○市」「フェンス 設置 費用」といった検索をする人は、だいたい工事を具体的に考えている人です。
何となく眺めているだけの人は少なく、チラシやテレビCMのように広く浅く届ける広告とは違って、すでに興味がある人だけに届けられます。
そのため、他の広告手法に比べて問い合わせにつながる割合(CVR)が高くなりやすいんです。
商圏が決まっているから、無駄打ちが少ない
外構工事は、車で30分から1時間圏内のお客様がほとんどです。遠方からの依頼はまず来ません。
リスティング広告は地域を指定して配信できます。「○○市・○○区だけに出す」という設定ができるので、対応できない遠方のお客様に広告費を使わずに済みます。
商圏が狭くて明確な業種ほど、この地域指定の効果が大きく出ます。外構業はまさにそのタイプです。
客単価が高く、広告費を回収しやすい
ブロック塀やフェンス一式で数十万円、庭全体のリフォームなら百万円を超えることもあります。1件の受注で広告費を十分に回収できる単価感なんです。
例えば、1件の問い合わせを獲得するための広告費が1万円だとしても、そこから1件でも受注できれば、広告費は十分にペイします。この採算の良さが、外構業で広告をおすすめできる理由のひとつです。
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外構のリスティング広告、何から始めればいい?
まずは「工事の種類×地域」のキーワードから
最初に押さえたいのは「カーポート 工事 ○○市」「フェンス 設置 ○○区」のような、工事の種類と地域を組み合わせたキーワードです。
こうしたキーワードで検索する人は、工事そのものを検討している人なので、問い合わせにつながりやすいです。
反対に「外構」という言葉単体だけで広げてしまうと、情報収集中の人やDIYを考えている人まで混ざってきます。工事の種類を具体的に入れることが大事なんです。
広告文には「地域名」と「対応内容」を入れる
広告の見出しや説明文には、対応エリアの地域名を入れておきましょう。「○○市対応」と書くだけで、該当する地域の人には安心感が生まれます。
あわせて、カーポート・フェンス・ウッドデッキ・庭のリフォームなど、対応している工事の種類も具体的に書いておきます。「外構工事一式」だけでは、何をしてくれる会社なのか、読んだ人にはちょっと伝わりにくいんです。
予算のかけ方は、小さく始めて調整する
最初から大きな予算を投じる必要はありません。月5万円〜10万円程度から始めて、どのキーワードから問い合わせが来るかを見ながら調整していくのが現実的です。
下の表は、あくまで目安としての予算感です。実際の相場は地域や競合の多さで変わるので、参考程度に見てください。
| 段階 | 月予算の目安 | やること |
|---|---|---|
| 試験導入 | 5万〜10万円 | 工事種類×地域のキーワードで配信し、反応を見る |
| 本格運用 | 10万〜30万円 | 反応の良いキーワードに絞って予算を増やす |
| 繁忙期の強化 | 通常期の1.5〜2倍 | 春・秋など需要が増える時期だけ一時的に予算を上げる |
繁忙期を見据えた予算の配分、どう考える?
外構業には動きやすい時期がある
外構業は、新築のタイミングに合わせた依頼が多い業種です。そのため、新築の引き渡しが増える春や、気候が安定する秋に需要が増える傾向があります。
反対に、真夏の猛暑日や真冬の積雪が多い時期は、工事自体を避けたいお客様もいて、問い合わせがやや落ち着く会社もあるはずです。
ここは会社の地域や扱う工事内容によって差があるので、「業界全体がこう」と決めつけず、自社の過去の問い合わせ記録を見返してみてください。
繁忙期の手前から予算を上げておく
繁忙期になってから広告を強化しても、工事の受注から着工まで時間がかかるため、間に合わないことがあります。
繁忙期の1〜2ヶ月前から少しずつ予算を上げて、問い合わせの数を先取りしておくイメージを持っておきましょう。
逆に閑散期は予算を絞って、極端に下げすぎないようにします。広告を完全に止めてしまうと、再開した時にまたゼロから検索結果での表示位置を作り直すことになるからです。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(受託先(来店・訪問型サービス))
課題:夜間にも配信すべきか判断できない
やったこと:時間帯ごとの実績と問い合わせデータを突き合わせて分析
結果:20時以降は電話受付外で費用対効果がゼロと判明。8〜19時は時間帯による差なし→配信時間の判断材料に
広告の表現で気をつけたいこと
「最安」「No.1」は避ける
広告の見出しで「業界最安」「地域No.1」といった表現を見かけることがありますが、こうした言い方は景品表示法との関係で注意が必要です。
根拠となる調査や比較のデータを持っていないのに「最安」「一番選ばれている」と書いてしまうと、優良誤認(実際より良く見せる表示)にあたる可能性があります。
「○○市内で見積もり対応〇〇件」のように、実際に説明できる事実だけを書くようにしましょう。
建設業の許可・資格の表示
建設業の許可を受けている場合は、その情報を広告やホームページにきちんと載せておくと、お客様の安心材料になります。
許可番号や対応エリア、保険の加入状況など、信頼につながる情報は惜しまず出していきましょう。表示の仕方に迷ったら、建設業の許可を出している都道府県の窓口や、顧問の行政書士に確認するのが確実です。
見積もり金額の書き方
「カーポート工事〇万円〜」のように価格帯を出す広告もよく見ますが、材料や施工条件によって金額が大きく変わる外構業では、安い金額だけを前面に出すとトラブルにつながりやすいです。
「広告に出ていた金額と全然違う」という不満は、クレームの中でも多い種類のひとつです。「〜」をつけて目安であることを明記し、現地調査後に正式な見積もりを出す、という流れを広告文にも書いておくと誤解が減ります。
問い合わせにつながるLPの作り方
施工事例の写真を多めに載せる
外構工事は「仕上がりがどう見えるか」が決め手になる仕事です。文章での説明より、写真を見てもらうほうがずっと伝わります。
過去の施工事例を、工事の種類別(カーポート、フェンス、ウッドデッキなど)に分けて並べておくと、お客様は自分がイメージしている工事に近い写真を探しやすくなります。
ビフォーアフターの比較写真があれば、なおさら説得力が増します。工事前の写真を撮り忘れがちなので、普段の作業からこまめに残しておく習慣をつけておきましょう。
問い合わせのハードルを下げる
「お見積もりは無料です」「現地調査だけでもお気軽にどうぞ」といった一文があるだけで、問い合わせへのハードルがかなり下がります。
『見積もりを頼んだら、断れないんじゃないか』と思う方も多いはずです。そう思われないよう、「見積もり後に断っていただいても大丈夫です」と一言添えておくと安心してもらえます。
電話番号だけでなく、LINEやフォームでの問い合わせ窓口も用意しておくと、電話が苦手な世代からの問い合わせも取りこぼしにくくなります。
対応エリアと実績は分かりやすい場所に
「対応エリア」と「これまでの施工件数」は、ページの目立つ位置に置いておきましょう。自分の住む地域に対応しているか、お客様が真っ先に確認する情報です。
実績件数は、正確に数えられる範囲の数字だけを書きます。あいまいな数字を盛るのではなく、「○○市内での施工実績」のように、範囲を絞って正確に書くほうが結果的に信頼されます。
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広告の効果、どこを見て判断する?
問い合わせ件数と、その後の成約率
広告の良し悪しは、クリック数だけでは判断できません。最終的に見るべきは「問い合わせが何件来たか」と「そのうち何件が成約したか」です。
問い合わせが多いのに成約が少ない場合、広告自体は機能していても、LPの説明や見積もり対応の段階で離脱が起きている可能性があります。
逆に問い合わせが少ない場合は、キーワードの選び方や広告文を見直すところから始めましょう。
どのキーワードから来た問い合わせかを分けて見る
「カーポート」で来た問い合わせと、「フェンス」で来た問い合わせでは、成約率が違うことがよくあります。
工事の種類ごとに分けて見ることで、自社が力を入れるべき分野が見えてきます。反応の良いキーワードに予算を寄せていくのが、広告運用の基本的な考え方です。
専任の担当者がいない場合の進め方
社内に広告専任の担当者がいない会社がほとんどだと思います。日々の数字を細かく追うのが難しければ、月に1回、問い合わせ件数と成約件数だけでも振り返る時間を作ってみてください。
それだけでも、「このキーワードは反応が良い」「この時期は問い合わせが減る」といった傾向がだんだん見えてきます。
まとめ
外構業は、商圏が明確で客単価も高く、リスティング広告との相性が良い業種です。工事の種類×地域のキーワードから小さく始めて、繁忙期を見据えて予算を調整していくのが基本の流れになります。
広告の表現では「最安」「No.1」のような言い方を避け、見積もり金額は目安であることを明記するなど、景品表示法や建設業の表示ルールに配慮しながら進めましょう。
ここまで考えながら広告を運用し続けるのは、日々の業務と並行してやるには負担が大きいのも事実です。弊社では広告運用代行(手数料10%・月額最低5万円、税別)として、こうした設定や調整の部分をまとめてお手伝いしています。気になる方は、一度相談してみてください。
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