「広告を出しているのに、来店予約や電話がなかなか増えない」。中古車販売店の経営者や担当の方から、こんな相談をよく受けます。
結論から言うと、中古車販売は他の業種よりも「検索した瞬間に競合と比較される」業種です。だからこそ、広告の出し方・着地させるページ・問い合わせの受け方まで、ひとつずつ手を抜かないことが成果につながります。
この記事では、中古車販売店がWeb広告で問い合わせ・来店を増やすための具体的なやり方を、予算の目安や注意点も含めて説明していきます。
検索広告3媒体をまとめて運用|リスティング広告の運用代行、手数料10%
中古車販売店の広告が「効果が出にくい」と感じる理由
検索した人がすぐ別の店に流れてしまう
「○○市 中古車」で検索している人は、すでに何件も見ています。
1店舗だけを見て決める人はほとんどいません。だからこそ、広告をクリックしてもらった次の瞬間が勝負になるんです。
ここで大事なのは「他店と何が違うのか」を最初の数秒で伝えられるかどうかです。
在庫(車両)が毎日変わるのに広告は変わっていない
中古車は在庫の入れ替わりが早い商材です。
ところが、広告文やリンク先は半年前のまま、という店舗も少なくありません。『売れてしまった車の広告を見て来店された』という方も多いはずです。これは信頼を下げてしまいます。
広告の見直しは「月1回」ではなく、在庫の動きに合わせて行うのが理想です。
来店前に電話・LINEで聞きたいことが多い
車は高額商品なので、来店前に確認したいことがたくさんあります。
「現車確認はできますか」「ローンは組めますか」。こうした質問にすぐ答えられる窓口があるかどうかで、来店率は大きく変わってくるんです。
広告だけ頑張っても、問い合わせの受け口が弱いと成果は積み上がりません。
まず取り組むべきはGoogleのリスティング広告
「地域名+中古車」「車種名+中古」などの検索に出す
中古車の検索は、地域名とセットになることが多いです。「横浜市 中古車」「○○(車種名) 中古 相場」のような組み合わせがその例ですね。
こうした検索語句は購買意欲が高く、広告の反応も比較的良い傾向があります。
キーワードは最初から絞り込みすぎず、広めに拾って配信後のデータで調整していくのが効率的です。
在庫ページへ直接リンクさせる
広告をクリックした先が、サイトのトップページだと「どの車の広告だったのか」が分からなくなってしまいます。
可能な限り、その車種・条件に合った在庫一覧や個別の車両ページへ直接つなげましょう。
在庫が頻繁に入れ替わる場合は、車両ページではなく「○○の中古車一覧」のような絞り込みページへのリンクにしておくと、売り切れによるミスマッチを防げます。
1日の予算は少額から始めて検証する
いきなり大きな予算を投入する必要はありません。
まずは小さく始めて、どのキーワード・どの車種で問い合わせが来やすいかを見ていきましょう。数字が貯まってきたら、反応の良いところに予算を寄せていく、という流れが安全です。
「予算をかければ比例して問い合わせが増える」とは限らないのが広告の難しいところです。最初の2〜4週間はデータを取る期間と考えておいてください。
広告文・LPで中古車ユーザーが気にするポイントを押さえる
保証・納車後のトラブル対応
中古車は「買った後に壊れないか」という不安が常にあります。
保証の有無・保証期間・対応範囲は、広告文やランディングページで必ず触れたいポイントです。『安い車は不安』と思っている方に対して、保証の説明が一言あるだけで印象が変わります。
保証の内容は実際の契約条件と齟齬が出ないよう、販売部門と広告担当で必ず表現をすり合わせてください。
車両状態の写真・傷の有無
中古車を選ぶ人は、写真を何度も見返します。
外装だけでなく、内装・エンジン周り・タイヤの状態まで写真があると、安心材料になります。写真の枚数が少ないページは、他店との比較で不利になりやすいんです。
「写真が少ない=何か隠しているのでは」と思われてしまうこともあるので、できるだけ多めに掲載しておきましょう。
下取り・買取も同時にできるか
中古車を買う人の多くは、今乗っている車の処分も気にしています。
「下取りもお願いできますか」という質問は実際によくある声です。下取り・買取に対応していることを広告文やLPの目立つ場所に書いておくと、問い合わせのきっかけになりやすいです。
来店・電話だけでなくLINE・フォームでも問い合わせを取る
電話が苦手な世代への対応
電話での問い合わせを主な窓口にしている店舗はまだ多いです。
ただ、特に20代・30代は電話を避けたいという方も少なくありません。「営業されそうで電話はちょっと…」という心の声、心当たりはありませんか。LINEやチャットでの問い合わせ窓口を用意しておくと、こうした層を取りこぼさずに済みます。
すべてを電話に一本化するのではなく、選べる状態にしておくのがポイントです。
在庫問い合わせフォームの作り方
フォームは入力項目が多いと、途中で離脱されてしまいます。
希望車種・予算・連絡先くらいに絞り、詳しい条件は後の電話・LINEで聞く、という設計にしておきましょう。
「とりあえず聞いてみたい」というライトな問い合わせを拾えるかどうかが、件数を左右します。
返信の速さが成約率を左右する
中古車は人気車種・良条件の車両ほど早く売れてしまいます。
だからこそ、問い合わせへの返信スピードがとても重要です。実は、同じ問い合わせでも返信が半日遅れるだけで、他店に決められてしまうことも珍しくありません。
営業時間外の問い合わせには、自動返信で「翌営業日に連絡する」と一言伝えておくだけでも、安心感が変わってきます。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(受託先(来店・訪問型サービス))
課題:夜間にも配信すべきか判断できない
やったこと:時間帯ごとの実績と問い合わせデータを突き合わせて分析
結果:20時以降は電話受付外で費用対効果がゼロと判明。8〜19時は時間帯による差なし→配信時間の判断材料に
中古車販売は景品表示法・自動車公正競争規約に注意
「下取り1台○万円保証」などの表示の注意点
下取り保証額や特典をアピールする広告は効果が出やすい一方、表示方法には注意が必要です。
条件によって金額が変わる場合は、その条件を分かりやすく明記しておきましょう。誰でも無条件に保証額を受けられるような誤解を与える表現は避けたいところです。
この分野は景品表示法に関わるため、断定的な表現を使う前に社内でも一度確認する流れを作っておくと安心です。
年式・走行距離・修復歴の表示義務
自動車の販売広告には、業界の公正競争規約で表示が求められている項目があります。
年式・走行距離・車検の有無・修復歴などは、広告やLPでも正確に記載する必要があります。「広告には載せていなかった」というのは後々のトラブルにつながりやすいので注意してください。
最新のルールは変更されることもあるため、業界団体や公式サイトで定期的に確認する習慣をつけておきましょう。
広告文でも誤解を招く表現は避ける
「業界最安」「絶対に高価買取」のような言い切り表現は、根拠がない場合はリスクになります。
キャッチーな言葉を使いたくなる気持ちは分かりますが、ここは慎重に。実際の取引事例や条件に基づいた表現に言い換えるようにしてください。
媒体側の審査でも、こうした表現は配信停止の対象になることがあります。
広告の効果を測る仕組みを最初から入れる
電話計測・フォーム計測
「どの広告から電話がかかってきたか」が分からないと、どこに予算を使うべきか判断できません。
電話計測ツールやフォームの送信計測を、広告を始める前に設定しておきましょう。後から入れようとすると、初期の貴重なデータが取れないままになってしまいます。
計測の設定は一度やれば終わりではなく、新しいLPを作るたびに忘れずに組み込む作業として習慣化しておきたいところです。
来店・成約まで追えるようにする
問い合わせ件数だけでなく、実際に来店・成約に至った件数まで追えると、広告の本当の価値が見えてきます。
「問い合わせは多いのに成約が少ない」という場合、広告のターゲティングやLPの情報が実態と合っていない可能性があります。
営業担当と広告担当で、月に1回は数字を共有する場を持つのがおすすめです。
月次で検索語句を見て除外キーワードを調整
リスティング広告は、実際にどんな言葉で検索されて表示されたかのデータが残ります。
「車検 やり方」のような、販売とは関係のない検索語句が混ざっていることもあります。こうした語句は除外キーワードに追加して、無駄なクリックを減らしていきましょう。
この調整を継続できるかどうかが、広告費を無駄にしないための地味で大事な作業です。
予算配分の目安
小規模店の目安予算
店舗数が1〜2店舗で、商圏が限られている場合は、まずは月数万円〜十数万円程度から始める店舗が多い印象です。
いきなり大きな額を投じるより、問い合わせ単価が見えてから予算を増やす方が安全です。
以下はあくまで目安ですが、検討の参考にしてください。
| 店舗の規模 | 月予算の目安(例) | 主な施策 |
|---|---|---|
| 1〜2店舗・商圏が狭い | 5万円〜15万円程度 | 地域名×車種のリスティング広告中心 |
| 複数店舗・広域展開 | 20万円〜50万円程度 | 店舗ごとのキャンペーン分割+在庫連動 |
| 全国展開・大型在庫 | 50万円以上 | リスティング+ディスプレイ/動画広告の併用 |
複数店舗・広域展開の場合
店舗が複数ある場合、ひとつの広告キャンペーンに全店舗分を混ぜてしまうと、どの店舗のどの問い合わせが来たか分かりにくくなります。
店舗ごと、または地域ごとにキャンペーンを分けて配信するのが基本の考え方です。
在庫情報と連動させて、売れた車両の広告は自動で止まるような仕組みがあれば、より効率が上がります。
季節(決算期・車検シーズン)での増減
中古車の需要には季節性があります。決算期や新生活が始まる時期は検索が増える傾向があると言われています。
こうした時期に合わせて予算を増やし、閑散期は抑える、というメリハリをつけるのも一つの手です。
「毎月同じ予算」にこだわらず、需要の動きに合わせて調整する発想を持っておきましょう。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。
まとめ
中古車販売店の広告は、キーワードの選び方だけでなく、LPの情報量・問い合わせの受け方・景品表示法への配慮まで含めて、ひとつずつ整えていくことで結果が変わってきます。
まずは小さく始めて、データを見ながら少しずつ改善していく。その積み重ねが、問い合わせ・来店の増加につながっていきます。
こうした広告運用を自社だけで回すのが難しい場合は、外部に相談するという選択肢もあります。株式会社Acquizeでは、Web広告の運用代行を手数料10%(月額最低5万円・税別)で行っていますので、気になる方は検討してみてください。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。

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