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GTMの使い方|Googleタグマネージャーで広告タグを入れる基本

GTMの使い方|Googleタグマネージャーで広告タグを入れる基本

「広告の計測タグを入れてください」と言われて、GTMという画面を初めて開いた。そんな方も多いはずです。タグ・トリガー・変数という言葉を見た瞬間に、ブラウザを閉じたくなった方もいるかもしれません。

結論から言うと、GTM(Googleタグマネージャー)は「サイトに貼るコードを1つにまとめて、あとは管理画面から操作できるようにする道具」です。使う場所が決まっていれば、専門知識が無くても設定できます。

この記事では、GTMの導入から広告タグの入れ方、公開前の確認までを、実際の操作順に沿って説明します。

GTMって結局何に使うの?導入前に知っておきたいこと

タグマネージャーが無いとどうなる?

広告やアクセス解析を複数使うと、サイトのコードに貼るタグがどんどん増えていきます。Google広告のタグ、Google広告のコンバージョンタグ、SNS広告のタグ。それぞれ別の担当者が別の時期に貼ることも多く、どこに何があるのか分からなくなってしまうんです。

GTMを使うと、サイトのHTMLに貼るコードは最初の1回だけになります。そのあとの追加・修正はGTMの管理画面の中で完結します。

GTMでできること・できないこと

GTMでできるのは、「このページを見たら」「このボタンを押したら」といった条件に合わせて、タグ(計測コード)を発火させることです。広告の計測タグ、アクセス解析のコード、チャットツールの埋め込みなど、ほとんどのタグに対応しています。

一方で、GTM自体はデザインを変えたり、サイトの機能を追加したりする道具ではありません。あくまで「計測と連携のための配線」という位置づけです。ここを混同すると、依頼される作業の範囲がずれてしまうので気をつけてください。

導入はどのくらい大変?

結論を先に言うと、サイトに1回コードを貼るだけなら、WordPressなら10分もかかりません。難しく感じるのは、タグを「何のきっかけで動かすか」を決めるトリガーの設定からです。

ただ、広告のコンバージョン計測のような決まった使い方であれば、迷う場面はそう多くありません。次の章から、実際の手順で見ていきます。

目次

GTMはどうやって始めればいい?

Googleアカウントとコンテナを作る

GTMはGoogleアカウントがあればすぐに始められます。tagmanager.google.comにアクセスし、「アカウントを作成」から会社名などを入力します。

その中で「コンテナ」という単位を作ります。コンテナは、サイト1つにつき1つ作るのが基本です。コンテナ名はサイトのドメイン名にしておくと、後から見返したときに迷いません。

アカウント構成で迷わないためのコツ

サイトを複数運営している会社では、「1アカウントの中に複数コンテナ」という構成にしておくのがおすすめです。アカウントを分けてしまうと、担当者を追加するときの権限管理が二重になり、面倒になるんです。

『どのコンテナがどのサイトか分からなくなりそう…』と不安になる方もいますが、コンテナ名にドメインを入れておけば、一覧表示でも迷いません。

サイトにGTMのタグを設置する手順

2つのコードをどこに貼るか

コンテナを作ると、2種類のコードが表示されます。1つはheadタグの中、もう1つはbodyタグが始まった直後に貼るコードです。この2つはセットで、両方貼ってはじめて正しく動きます。

貼る場所は、サイトの全ページに共通して読み込まれるテンプレート部分です。トップページだけに貼ってしまうと、下層ページでは計測が動かないので注意してください。

WordPressやShopifyなら簡単に入れられる

WordPressであれば、プラグインを使うか、テーマの「header.php」「footer.php」に直接貼る方法があります。コードを直接編集するのが不安な場合は、「GTM4WP」のようなタグ管理用のプラグインを使う方法もあります。

ShopifyやSTORESなど主要なASPサービスには、GTM用の入力欄が用意されていることが多いです。管理画面で「Google Tag Manager」と検索してみてください。2026年11月時点の目安であり、仕様は変わりやすいので最新は各サービスの公式サイトで確認しましょう。

広告タグはどう入れるの?

Google広告のコンバージョンタグを設定する

広告を配信するときに一番よく聞かれるのが、「コンバージョンタグをどこに入れるか」です。GTMの管理画面で「新しいタグ」を作成し、タグの種類から「コンバージョン トラッキング」を選びます。

Google広告の管理画面側で発行されたコンバージョンIDとラベルを、GTMのタグ設定画面に入力します。あとはトリガーを「サンキューページの表示」や「申込みボタンのクリック」に設定すれば、計測の準備は完了です。

リスティング広告のタグをGTM経由で管理するメリット

『広告の種類が増えるたびにサイトのコードを編集するのは大変そう…』と思われるかもしれません。実はここがGTMの一番の利点です。広告媒体を追加するたびにサイトのソースコードを触る必要がなく、GTMの中でタグを追加するだけで済みます。

当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。

複数の広告媒体を併用する会社ほど、GTMを使うメリットは大きくなります。媒体ごとに別の担当者が作業しても、サイト本体のコードには手を入れずに済むからです。

問い合わせの『その先』まで、広告に学習させる

フォームの件数だけでなく、商談化や成約につながったデータを広告に戻し、広告の学習を『商談化』『成約』に近づける計測設計です。

計測の無料点検

当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。

当社の事例(受託先(BtoB))

課題:問い合わせ数は取れるが、商談につながらない

やったこと:商談化した問い合わせだけを広告に戻すオフラインCVを設計

結果:広告の学習を『商談化』に寄せる計測へ移行

タグ・トリガー・変数、この3つが分かれば十分

タグ=何を実行するか

タグは「実行する処理そのもの」です。コンバージョン計測のコード、アクセス解析のコード、チャットツールの読み込みなど、動かしたい処理をここで登録します。

タグの種類は、Google広告・GA4・カスタムHTMLなど、GTMの画面上であらかじめ用意されています。初めてでも、一覧から選ぶだけで作成できることがほとんどです。

トリガー=いつ実行するか

トリガーは「タグを動かすきっかけ」です。「すべてのページビュー」「特定のURLを表示したとき」「特定のボタンをクリックしたとき」のように、条件を決めます。

例えばこんな場面です。申込み完了ページのURLが「/thanks/」だとすれば、トリガーの条件を「ページのURLが/thanks/を含む」に設定します。これだけで、申込み完了時だけコンバージョンタグが発火するようになります。

変数=条件や値を渡す仕組み

変数は、トリガーやタグの中で使う「値の入れ物」です。クリックされたボタンのテキストや、現在のページURLなどを、変数として取り出せます。

最初のうちは、変数まで自分で作る必要はあまりありません。GTMにあらかじめ用意されている「組み込み変数」を有効にしておけば、ほとんどの場面はそれで対応できます。

作業内容かかる時間の目安難易度の目安
コンテナ作成・サイトへのコード設置10〜20分程度(例)低い
Google広告のコンバージョンタグ設定20〜30分程度(例)中くらい
プレビュー確認・公開10分程度(例)低い
複数媒体のタグ整理・命名ルール統一1〜2時間程度(例)中〜高い

公開前に必ずやるプレビュー確認

プレビューモードの使い方

タグを作ったら、画面右上の「プレビュー」ボタンを押します。接続したいサイトのURLを入力すると、専用のウィンドウが開き、設定したタグが実際に発火しているかを確認できます。

ここが大事なところです。公開前に必ず確認する癖をつけておきましょう。発火していないタグがあれば、トリガーの条件が合っているかを見直してください。

公開(Submit)のタイミング

プレビューで問題が無ければ、右上の「公開」ボタンからバージョンを確定させます。公開するまでは、サイトを訪れた一般の人には何の影響もありません。

『間違って公開してしまったらどうしよう…』という方もいますが、GTMは過去のバージョンに戻せる仕組みも用意されています。公開後におかしいと感じたら、バージョン一覧から前の状態に戻すこともできます。

よくあるトラブルと対処法

タグが発火しない時に確認すること

一番多い原因は、トリガーの条件とページのURLが微妙に一致していないケースです。URLの末尾にスラッシュが付いているかどうかなど、細かい違いで発火しないことがあります。

次に多いのが、サイト側に貼ったはずのコードが、実は一部のページテンプレートだけ読み込まれていないパターンです。ページの種類ごとにテンプレートが分かれているサイトでは、見落としがちな点です。

二重計測が起きてしまう時

GTM導入前からサイトに直接貼ってあったタグが残っていて、GTM経由のタグと二重に計測してしまうことも。移行する際は、古いタグをサイトのコードから削除してから、GTM側のタグを公開する順番にしましょう。

広告の管理画面で「コンバージョン数が急に増えた」と感じたときは、まず二重計測を疑ってみてください。

まとめ

GTMは、サイトに貼るタグを一本化し、広告やアクセス解析の計測をあとから柔軟に管理するための道具です。タグ・トリガー・変数という3つの考え方さえ押さえれば、広告のコンバージョン計測のような決まった作業は、専任の担当者でなくても対応できます。

とはいえ、複数の広告媒体を併用するようになると、タグの数も増え、どれが何のために入っているか分かりにくくなってくることも。そうした計測周りの設計や広告運用そのものを任せたい場合は、当社のようなWeb広告の運用代行(手数料10%・月額最低5万円、税別)を検討するのも一つの方法です。

問い合わせの『その先』まで、広告に学習させる

フォームの件数だけでなく、商談化や成約につながったデータを広告に戻し、広告の学習を『商談化』『成約』に近づける計測設計です。

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