「ホームページは作ったけれど、問い合わせがほとんど増えない」。そう感じている介護事業者の方は多いはずです。入居者募集、デイサービスの利用者集め、訪問介護のスタッフ採用まで、広告に時間とお金をかける余裕がないまま、口コミや紹介に頼っているケースも少なくありません。
結論から言うと、介護業界の広告は「検索しているのは本人ではなく家族」という前提に立つだけで、反応がかなり変わります。
この記事では、介護事業者がリスティング広告で問い合わせを増やすための始め方と、業界特有の注意点を具体的にお伝えします。
検索広告3媒体をまとめて運用|リスティング広告の運用代行、手数料10%
「介護の広告、出しても問い合わせが来ない」のはなぜ?
検索しているのはご本人ではなく家族です
介護施設やサービスを探す時、検索窓に言葉を打ち込んでいるのは、要介護者本人ではなく、その子ども世代であることがほとんどです。
平日の日中に働きながら、スマホで「地域名 老人ホーム 空き」と調べている。そんな場面を想像してみてください。広告文やLPの言葉づかいが本人向けのまま柔らかすぎると、実は響きにくいんです。
家族が知りたいのは、料金、空き状況、見学のしやすさ、スタッフの対応力。ここをはっきり出すだけで、クリック後の反応が変わってきます。
「今すぐ探している人」と「じっくり比較する人」が混ざっている
介護の検索には、2つの温度差がありますよね。
ひとつは「親が急に入院して、退院までに施設を決めなければいけない」という緊急度の高い層。もうひとつは「そろそろ将来のために調べておきたい」というじっくり比較する層です。
『どちらに向けて広告を作ればいいんだろう』と迷う方も多いはずです。実は、両方を1本のLPで無理に拾おうとすると、どちらにも刺さらない広告文になりがちです。まずは緊急度の高い層を優先し、電話番号を目立たせる構成から始めるのがおすすめです。
リスティング広告が介護事業に向いている理由
検索した「その瞬間」に出せる
介護の悩みは、思い立ったその日に動くことが多いテーマです。親の様子がおかしいと感じた週末、ケアマネジャーから「そろそろ検討を」と言われた直後など、きっかけはいつも突発的です。
リスティング広告は、まさにその検索の瞬間に広告を出せる手段です。SNS広告のように「たまたま見かけてもらう」のを待つのではなく、「今まさに探している人」に届けられるのが強みです。
エリアを絞って広告費を無駄にしない
介護施設の商圏は、基本的に施設から数km圏内、訪問介護であれば対応できる市区町村の範囲に限られます。遠方からの問い合わせはほぼ成約につながりません。
リスティング広告は配信エリアを市区町村単位、場合によっては駅名単位まで絞り込めます。この絞り込みをせずに全国配信にしてしまうと、広告費の多くが成約につながらないクリックに流れてしまうので注意してください。
介護の広告、どんなキーワードを狙えばいいのか
サービス名×エリアの掛け合わせから始める
最初に狙うべきは、「地域名+有料老人ホーム」「地域名+デイサービス」「地域名+訪問介護」のような、サービス名とエリア名の掛け合わせです。検索した人の意図がはっきりしているため、成約につながりやすいんです。
施設のタイプ(介護付き・住宅型・サービス付き高齢者向け住宅など)で検索語が分かれることも多いので、該当するタイプの名称も合わせて入れておきましょう。
「親の介護 どうすればいい」のような悩み系キーワードも拾う
一方で、まだサービス名を知らず、「親の介護 どうすればいい」「介護施設 選び方」のような悩みの言葉で検索している家族もいます。
こうした悩み系のキーワードは、成約までの距離は少し長くなりますが、競合が少なく、クリック単価を抑えやすい傾向があります。予算に余裕が出てきたら、この層にも広告を広げてみてください。
| キーワードの種類 | 検索する人の状態 | LPで見せるべきもの |
|---|---|---|
| 地域名+サービス名(例: 施設名を知っている検索) | 候補を絞り込んでいる段階 | 料金・空き状況・見学予約の導線 |
| 悩み系(例: 親の介護 どうすればいい) | 何から始めるか分からない段階 | 相談窓口・無料相談の案内 |
| 緊急系(例: 退院後 施設 すぐ入れる) | 期限が決まっている段階 | 電話番号・即日対応の有無 |
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。
当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
当社の事例(自社(Web広告運用))
課題:目標の費用対効果に届かない
やったこと:目標ROASから逆算した獲得単価を広告グループ別に設定し、検索語句を分析して広告文を修正
結果:検索語句の29%が価格・相場を調べる語句と判明し、見出しを差し替え
広告文とLPで「ここなら任せられる」と思ってもらうコツ
電話をかけやすくする工夫
介護の問い合わせは、フォーム入力より電話を選ぶ家族が多い傾向があります。込み入った事情を一から文章で説明するより、直接話したいと感じる方が多いんですよね。
LPのファーストビューに電話番号を大きく置き、「対応可能時間」も併記しておきましょう。夜間や休日に検索する家族も多いので、受付時間が限られる場合はその旨を正直に書いておくと、ミスマッチのクレームを防げます。
スタッフの顔や施設の雰囲気を見せる
「どんな人が対応してくれるんだろう」。これは家族が必ず気にするポイントです。
スタッフの写真、施設内の様子、1日の過ごし方といった情報を具体的に見せるだけで、安心感がぐっと増します。当社でも、似た課題に取り組んだことがあります。
介護業界ならではの広告表現の注意点
大げさな表現・比較表現は避ける
「業界No.1」「必ず入居できます」といった断定的な表現は、景品表示法上のリスクがあるだけでなく、家族の不信感につながります。
有料老人ホームの場合、各都道府県が定める設置運営指導指針で、パンフレットや広告の表示項目について細かいルールが設けられていることもあります。新しい広告文を出す前に、運営している自治体の指導指針を一度確認しておくと安心です。
個人情報の扱いにも気を配る
問い合わせフォームでは、要介護度や病状など、配慮が必要な個人情報を預かることになります。入力項目は必要最小限にとどめ、個人情報の取り扱いについてきちんと明記しておきましょう。
「とりあえず詳しく聞いておこう」と項目を増やしたくなる気持ちは分かりますが、入力の手間が増えるほど離脱も増えます。まずは電話番号とお名前だけで送れるようにしておくのが無難です。
予算と運用のペース、繁忙期をどう読むか
最低限どれくらいの予算から始められるか
介護施設の広告予算は、エリアの人口規模や競合の数によって大きく変わります。あくまで目安ですが、1エリア1施設であれば月5万円前後からテストを始め、問い合わせの数とクリック単価を見ながら調整していく方法が現実的です。
いきなり大きな予算を投下するより、まず小さく回して「どのキーワードから問い合わせが来るか」を確認する期間を設けることをおすすめします。
繁忙期・閑散期で配信量を調整する
介護の問い合わせには、時期によるうねりがあります。年度が替わる3月前後、お盆や年末年始に家族が実家に集まるタイミングは、相談が増えやすい時期の例として知られています。
この時期に合わせて配信量を増やし、逆に落ち着く時期は予算を抑えるといった調整ができると、広告費の使い方に無駄がなくなります。
| 時期 | 傾向(目安) | 広告運用のポイント |
|---|---|---|
| 年末年始・お盆 | 帰省時に家族が実家の様子を見て相談が増える例 | 配信量を増やす・緊急系KWを強化 |
| 3月前後 | 退院・転居のタイミングが重なりやすい例 | 施設の空き状況を広告文に反映 |
| 梅雨〜夏 | 比較的落ち着く例 | 予算を抑えつつ悩み系KWをテスト |
まとめ
介護事業の広告で問い合わせを増やすには、検索しているのが本人ではなく家族であるという前提に立つことが出発点になります。エリアを絞ったリスティング広告で「今すぐ」のニーズを拾い、電話をかけやすいLPを用意する。そのうえで、法規制や個人情報の扱いに気を配りながら、繁忙期に合わせて配信量を調整していく。この積み重ねが、問い合わせ数に表れてきます。
広告の設計やキーワード選びに手が回らない場合は、運用を外部に任せるという選択肢もあります。当社ではWeb広告の運用代行(手数料10%・月額最低5万円・税別)を行っていますので、必要になったタイミングでご相談いただければと思います。
リスティング広告の運用代行、手数料10%
Google・Yahoo!・Microsoftの検索広告をまとめて運用し、キーワードと広告文を検索語句のデータで磨き続けます。手数料は広告費の10%です。

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